φ(´∀`へ)へ 死ぬまでに何か書いておこう!! (旧 窓際大学院生のたまには真面目に生きよう。) -59ページ目
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混ぜるな危険!!というタイトル

えぇー、そんなわけで、科学への憧れから、何を思ったかマッドサイエンティストになりたいなぁ、と幼少の僕は思ったわけです。


いま思うと、なんて頭が悪い子供だと思うんですけど、

子供なんて、そんなもんですかね。


ちなみに、秋山仁というひげ生やした数学者の小学校のクラスメイトは、将来の夢は天皇、そのためにやっていることはという項目に学習院大学に入ると、文集に書いたらしいです。

学習院大学に入るだけで、天皇になれるなら、釈由美子も天皇になってます。

子供って、バカ想像力豊かですね。

ちなみに、その文集には将来の夢は番長になると書いた人もいて、そのために放課後に頭突きの練習をしていた人もいたらしいです。

頭突きの猛練習をして番長になって、どうするのかと思いますが、子供の発想力って、

本当にバカ素敵ですね。

子供のころから、頭突きを何度もしていたら、頭がわるくなったりしないのかと心配してしまいますが、

ちなみに、その人は、秋山仁という名前で、いまひげ生やして数学者をしているみたいです。

つまり、数学者になりたければ、子供に頭突きの練習をさせろということですかね?

(記憶があやふやで、番長ではなく、ヤクザかもしれません。間違っていたら、指摘してください)


ところでマッドサイエンティストといって、普通の人(といっても、自分も普通の人ですが)は何を想像しますかね?


僕は白髪で、少し禿げていて、片目を眼帯で覆っていて、白衣を着ている科学者が変な笑みを浮かべながら、三角フラスコやビーカーを手に、緑色の液体を混ぜた瞬間、白い煙が出たり、爆発させたりして大笑いする風景を思い浮かべるんです。


おそらく多くの人が、こんなイメージを持つと思います。

しかし、そういう実験は実際には行われてはいません。

尊敬する小説家である、瀬名秀明さんが、著書かインタビューで言っていましたが、

あの実験の仕方は、とてもオカシイです。


そもそも危ない煙を出す実験のときは、普通、ドラフトと呼ばれている煙を吸ってくれる装置のなかでやりますし、爆発するような薬品を混ぜるときは、もっと慎重にやるはずです。

素手でやることはほとんどありません。また、液量を測ることなく、ピペットを使わずに混ぜることもしないはずです。

高校で化学を履修した人は、硫黄を燃やす実験をしたと思いますが、あれは換気が十分できるところでやっているはずです。なぜなら、硫黄を燃やすと、二酸化硫黄になり、それを吸い込むと、肺の中で、亜硫酸ができて、肺胞が壊れるからです。

難しくて、イメージのわかない人は、このガスを吸い込むと

肺の内側がドロドロに溶けて、大変なことになるとおぼえてくださいね。


ちなみに、僕は生物系で、化学系ではないので、放射性同位体を用いた実験はやりますが、爆発する可能性のある実験はやりません。危ない試薬は発ガン性の物質くらいで、液体窒素を使うくらいです。金魚を液体窒素で一瞬で凍らせてから、水に戻すと普通に溶けて、生き返りますよ。あと、紫外線を浴びて、手の皮がむけたことはありますけどw


話を戻しますが、そんな実験を科学者がやるわけがないんですよ。

しかも、マッドサイエンティストは、

世界の命運を左右するだけの頭脳を持っているんですよ。


絶対、そんな実験をするわけはない!!!!!!!!


けど、イメージの中でのマッドサイエンティストは、液体を混ぜて、爆発させて、大爆笑をしている。

そこから考えられるのは、マッドサイエンティストは、混ぜるな危険という意味あるいは概念が

わからないはずだ!!

ということで(どういうことで?)、もしこのブログを見た未来のマッドサイエンティストが

立派なマッドサイエンティストになれるように、

このブログのタイトルに、混ぜるな危険!! という語が入ってます。



まぁ、あまり考えることもなく、つけたタイトルだから、ほとんど意味がないんですけどね。

どうせ、このブログ見る人もいないだろうし……。




マッドサイエンティストへの憧れ

科学に憧れを抱いたのはいつだったかな、と考えると、

おそらく4歳か、5歳くらいだったと思う。


当時の僕は、よくテレビを見る少年だった。


日曜の朝は、朝早くから、ずっとアニメや戦隊ものを見ていた。



ちなみに戦隊ものとは、現在は日曜日の七時半からやっている某おもちゃメーカーがおもちゃを売って利益を上げるためだけに続けている、赤とかピンクとか原色の全身タイツを着たいい年をしているのに、たいてい無職の五人組の主人公たちが悪者とされている悪の軍団と戦う特撮番組。

お子様にかっこいい武器とロボットを買わせるために主人公は武器で敵を倒した後、敵はまた復活して強大化し、それをロボットに乗った主人公が再び倒すという、理不尽な物語を毎週、約24分かけてやっている(CMを除く)。4月の小学校への入学式シーズンに合わせて番組が新しい武器とロボットが出たり、クリスマスのちょうど一ヶ月前に、主人公がピンチになって新しいロボットや武器が登場したりするのが特徴である。




僕は平日の夕方ごろにやる再放送のアニメでさえも欠かさず見ていた。


でも、平日に見るアニメは、いつも自宅ではなかった。というのも、両親は共働きだったので、僕は保育所に預けられていたからだ。

両親が迎えに来る時間帯は、ちょうどテレビでアニメや戦隊ものが終わる時間帯だった。

友達がいなくなってガランとした部屋で、僕は一人テレビを見ていた。

夕日が差し込んで朱に染まった部屋にテレビの音だけが響いていた。

その年代の男の子がテレビの中のヒーローに夢中になるように、僕も夢中になっていて、たまに母親の仕事が早く終わって迎えに来たときなどは、保育所の先生の迷惑などを考えもせず、エンディングまで見ていたことも一度や二度ではない。


そんなわけで、その類のテレビ番組に、どっぷり使っていた僕は、どんどんと番組の中にでてくる怪人をつくったり、変な武器をつくるマッドサイエンティストに興味を持っていったのである。



だって、マッドサイエンティストのほうがカッコいいじゃん。

たいていマッドサイエンティストの発明は、全世界を揺るがすほどの影響力を持っているんだから、並大抵の頭のよさじゃないよ。


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